ハーモニアスforストレッチング1-(1) (ks_is1211)
このハーモニアス・ストレッチングは、「ストレッチ」をできるようにする為のものです。
今までのものとはどう違うのでしょうか。
現在、行われているハーモニアス・ストレッチは「動き」ができるようにする目的でプログラムされています。
柔軟性がないために、「蹴り」「突き」などがうまくできない特定の競技の為に考え出されました。
この目的のために、動きが複雑になり、仲々普通の人々はむずかしい部分があるのです。
そこで「動き」ができることではなく、「ストレッチ」ができることに目的を変えてみました。
つまり「動き」ではなくスタティックストレッチの「型」ができることを目標にしてみたのです。
これは一部「開脚革命」で試みていますが、これは「開脚」という一つの「型」ができるように目指したものです。これをさらにいろいろなストレッチにあてはめて、あるストレッチができることを柔軟性の向上として考えてみたらどうかと思ったのです。
この「型」としてのストレッチは、特定の筋肉を伸ばすために、筋肉の名称がついています。
例えば、背筋のストレッチとか、ハムストリングのストレッチと言われるものです。
この筋肉の場所を意識することではなく、型を意識してゆきます。
「型」を意識することは「型」を守ることではないことを少しづつ具体的に説明してゆきます。 |
1.右の脚を伸ばし、左脚を曲げ、ハムストリングと腰部をストレッチするように、股関節から上体を前方に傾け、ほんのわずかなストレッチ感が得られるところで、息を吐きながら、10から15秒間保持する(ボブ・アンダーソンのストレッチP33)この様に書かれているのが、上のストレッチです。
このストレッチができない人は、次のような姿勢になります。 |
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1-Aの人は、通常、ハムストリングの下部繊維に短縮があり、1-Bの人は、ハムストリングの上部繊維に短縮があります。
両者とも、骨盤は後傾しているので、呼吸としては息は吐きやすく、背中は丸まりやすくなります。
従って、息を吐きながら、身体を前方へもってくる動きは苦痛を共ない、背すじを伸ばせと言われれば、首のまわりに力が入り、頭のみが正面を向いて、背中は丸まったままです。
1-Aの人のストレッチは、この姿勢の中で、楽な方法を取ることで1に近づけてゆきます。 |
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ハーモニアスforストレッチ1-(1)
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慣れてきたら、右肘をキープして、左肘のみを曲げます。
次は、左肘をキープして、右肘のみを曲げます。
呼吸は、曲げる肘の動きにあわせて下さい。
これができるようになったら、交互に曲げ伸ばし、 右手に呼吸を合わせる方法と、 両手に呼吸を合わせる方法を行なって下さい。 |
特に回数の指定はしませんが、
5から20回の間で、 軽いストレッチ感の中、行って下さい。
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