Nメソッド鍛錬5 (kt_it1305)
身体運動において、走る、歩くなどの目的をもった運動は、単一の運動面による、単一の筋肉による運動はほとんどありません。
特に競技においては、単一筋のみの収縮、単一運動面による運動は存在しません。
必ず、複数の筋肉が多面的に関与する複合運動となります。
多面的とは、矢状面、前顔面、水平面の三つの面を対角、らせん的に動くことを特徴とすることです。
この対角、らせん的な動きは、骨格、関節及び靭帯の構造とよく一致して合理的なものとなります。
この運動が、下肢(下半身)→体幹→上肢(上半身)というように連鎖しながらパワーを引き出してゆきます。
このような筋の連鎖をキネマティクチェーンといいます。このキネマティクチェーンを巧みに利用できることが競技パフォーマンスの向上に重要なものとなります。
このキネマティクチェーンの中心となるのが、体幹部です。
従って、この部分の強化なくて、最終的な競技目的は達成されません。 |
■5-(1) ダイアブナルプレートレイズ(スクワットタイプ)
スクワットの態勢から、プレートを左足の外側に持ち、立ち上がりながら、右頭上へ押し出してゆきます。
足、膝、股関節の3つの関節を伸展させながら、両脚で床を踏み抜くようにして、臀部を回旋させます。10回行ったら、反対側も10回行う。 |
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■5-(2)ダイアブナルプレートレイズ(ランジタイプ)
両脚でまっすぐ立ち、プレートを前に持ちます。
右脚を前に踏み込みながら、右頭上へ押し出します。
元に戻り、左脚で前に踏み込みます。
10回行ったら、反対側へ押し出すように10回行います。
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■5-(3)ピボットターンスロウ
両脚を開いて、後にプレートを構えます。
前に振ると同時に、前足を軸にしてピボットします。
10回行った後、前にプレートを構えて、後に振って、後ろ脚でピボットします。 |
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■5-(4)スタンディングオーバーヘッドスロウ
両脚を広めに開き、少し膝を曲げます。
頭上から、両脚の間にひねるように振ってゆきます。
10回行った後、頭上でひねるようにします。 |
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■5-(5)ロシァンツイスト
バランスボールの上に仰向けに寝て、両脚で床をしっかり踏みます。
プレートを左右に振ってください。10回 |
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