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Nメソッドトレーニング5-身体平衡理論Ⅰ-
(ntore5_slope_it_170312)
人間と他の動物の大きな違いは、2本の足で立っていることです。
この2本の足の上に、2本の脚が有り、大幹が乗り、頭が重なり、上肢をぶら下げているのが人間です。
この各部位が相互に関連しあって、動いているのが人間の動作と言われるものです。
従って、2本足で直立して、スムーズに動くためには、他の動物と異なった安定性が必要となります。
言い換えれば、小さな足部の上に、大きな身体を乗せて立っている人間はものすごく不安定の動物なのです。
この不安定な状態を克服するために重心を支持基底面の中心に置く機構を創生し、不安定な状態を利用して、合目的な動作を作り出したのです。
しかし、この動作機構は。構巧にできてるがゆえに、どこか変になると、その部位のみならず、全体の動動作がおかしくなります。
その部位の中で、特に全体の動きに影響を与えるのが、2本の足であることは当然といえます。
なぜなら、すべての部位が先ほど述べたように2本の足の上に乗っているのですから、それは、基盤のしっかりしていない動物を考えてもらえれば良いと思います。
この柱に、大事な足部なのですが、あまりにも、意識することがないので、あまり気付くことはなく、気付かされる時には、かなりの危機なのです。
そこで、バランス‘木,Sを利用して、足部に小さな不安定を作ってやり、それに対しての適応能力を高めることで、2本足で生きている自分自身を再認識してもらいたいのです。
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【5-(1)スロープを利用したトゥレイズ 20回】
A)前傾斜になるように低い方を前方にして行う。
かかとの位置をビスのポイントで決めます。
つま先をスロープの上面のボードより前に置きます。
膝を少し曲げて、つま先の上げ降ろしをしてゆきます。
まず同時に20回、次に交互に20回行います。
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B)後傾斜になるように高い方を前方にして行います。
C)慣れてきたらトゥイン、トゥアウトで行って下さい。
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【5-(2)スロープを利用したカーフレイズ 20回】
A)後傾斜になるように高い方を前方にして行う。
指先が、スロープの上面より前に出ないようにします。
まず、同時に20回、次に交互に20回行います。
B)前傾斜になるように低い方を前方にして行います。
C)慣れてきたらトゥイン、トゥアウトで行って下さい。
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【5-(3)スロープを利用したトゥ&カーフレイズ 20回】
A)前傾斜になるように低い方を前方にして片方をトゥレイズ、
片方をカーフレイズのポジションにして、
5-(1)と5-(2)を複合します。
同時に20回、交互に20回行って下さい。
B)後傾斜になるように高い方を前方にして片方をトゥレイズ、
片方をカーフレイズのポジションにして、A)と同様に行います。 |
【5-(4)スロープを利用したトランクツィスト(トゥレイズポジション)】
A)スロープを前傾斜でかかとを乗せ、
つま先を離したトゥレイズのポジションになります。
両方のつま先を上げたまま→左右に10回倒します。
→ひねります。10回
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【5-(5)スロープを利用したトランクツイスト(カーフレイズポジション)】
A)スロープを後傾斜でつま先をのせ、かかとを離し、
カーフレイズポジションになります。
両方のかかとを上げたまま→左右に10回倒します。
→ひねります。10回
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片方のかかとを上げたまま→左右に倒します。
→ひねります。10回
(B)スロープを前傾斜にしても行います。)
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